ビジネス賞プログラムである「国際ビジネス大賞」のマーケティング部門「今年度の新商品・サービス紹介」でスティービー金賞を受賞しました。(2014年度国際ビジネス大賞の申し込みを受け付けています。詳しくはこちらでどうぞ。)
シュはフィリピンのテレコミュニケーションを先導するグローバルテレコム社の全額出資子会社であるGエクスチェンジ社が提供するモバイル通貨サービスです。ユーザーは自分のお金をGキャッシュに換え(ユーザーの「Gキャッシュウォレット」に自動保存)、まるでテキストメッセージを送る感覚で携帯電話使用時間追加・送金・請求書支払などに使うことができます。
フィリピンのような伝統的な第3世界国家でこのように革新的なモバイル通貨サービスを提供することは、決して容易くはありません。何故ならフィリピンでの商業取引の80%は現金で行われており、事実上便利なクレジットカードやデビットカードでの取引は20%程度だからです。これは詐欺を憂えた安全対策でもあり、フィリピン人が「借りを作る」ことに抵抗を感じているからでもあります。
我々はGエクスチェンジ社のパオロ・バルタオ(Paolo Baltao)氏に、2014年のフィリピンのオンラインショッピングでの一番大きなチャレンジは何かを聞きました。
「フィリピンでオンラインショッピングに使えるクレジットカードを持っているのはごく少数です」とバルタオ氏は語りました。「クレジットカードを持っている人でも、外国サイトでショッピングをすることは難しいです。商品がフィリピンに配送された時の料金やその他のトラブルも問題ですし、そもそも国際配送に対応していない外国企業も多いです」
バルタオ氏は続けて、「我々はオンラインショッピング・電子商取引に対する顧客の増える望みに対応し、商品を安全かつ便利にフィリピンの自宅にまで運ばれることを保証すべく、『Gキャッシュ・アメリカンエキスプレスバーチャルペイ』を開発したのです」と語りました。
ニーズに応えること
「Gキャッシュが支払い手段として定着すればするほど、顧客の絶えず変化するライフスタイルに合う革新のために、チャレンジし続けなければなりません」とバラタ氏が付け加えました。「2013年、スティービーアワーズを受賞したことで、Gキャッシュは商品・サービス革新に関して世界一レベルであると、国際的に認定されました。これによって、フィリピンの先導的モバイル通過サービスとしてのGキャッシュの価値も高まりました」
バルタオ氏は「スティービーアワーズの受賞で我々のブランド価値が世界的に認められたことを、大変誇らしく思っています」とし、「我々の革新が価値づけられただけでなく、これからもずっと変わり続けていくべきというインスピレーションを与えてくれました」と話を締めました。
アジア太平洋スティービーアワーズ
バルタオ氏は今回のアジア太平洋スティービーアワーズの期待で盛り上がっています。「アジア太平洋地域で増えつつある、素晴らしいビジネス企業に与えられるアジア太平洋スティービーアワーズは、とてもタイムリーだと思います。この賞で、今までよりも多くのアジア太平洋地域会社が最上のビジネスと革新的なサービスを認められるきっかけになるでしょう」とバルタオ氏は評しました。
革新とセキュリティー
「Gキャッシュアメリカンエキスプレス(GキャッシュAmex)バーチャルペイ」はユーザーにGキャッシュウォレットとコネクトされたバーチャル口座を提供します。これによってユーザーはアメリカンエキスプレスと提携しているサイトでのショッピングでもっとも安全に代金を支払うことができ、これは業界初と言えます。全てのユーザーにはGキャッシュウォレットとコネクトされたアメリカンエキスプレスカードが自動的に与えられ、セーフティーのため、自分でいつでも変えられるセキュリティーコードも提供されます。更なる安全対策として全ての取引の際にテキストメッセージが送られるので、他の人が自分のアカウントを使おうとした時、ユーザーはすぐにわかります。
始めから終わりまで受け持つショッピング
フィリピン人にサービスの安全さを確かめてもらってから、Gエクスチェンジはフィリピン市場にうってつけの、「始めから終わりまで受け持つショッピング」を進めてきました。まず信頼できる運送会社との提携が必要でした。MSB(私のショッピングボックス)社では全ての顧客にアメリカの個人住所を発行し、フィリピンでも自宅で外国からの商品を受け取れるサービスを、お手頃な値段で提供しています。
アメリカの商品を買いたがるフィリピン人がいても、外国商品購入の手順の複雑さや追加料金などで諦めてしまう場合がありました。今では、MSBを通して関税をローカル程度に抑えた商品を購入することができます。これまでは950万名の海外フィリピン労働者から送られる大きな茶色の段ボール箱を待ったり、地元で本来の3倍の値を支払ってようやく手に入った品物をです。
目を見張る成果
今まで「GキャッシュAmexバーチャルペイ」の成果は目を見張るほどです。営業開始1年でこのような成果を成し遂げました。
- 2012年10月、たった895名だったユーザーは、6ヶ月で200倍以上成長。2013年4月には195,650名のユーザーを保有しています。
- ユーザーの一日平均取引回数は180%伸びました。
- 2012年グローブテレコムは史上初、SNSたちから100%ポジティブフィードバックを受けました。
- 2012年グローブテレコム全体の広告活動で、2番目に高い投資対比効果寄与者となりました。
まだ保守的な地域環境の中で運営していますが、「GキャッシュAmexバーチャルペイ」は地域的特性を考慮したサービスを提供しているため、フィリピン市場でだんだんその占有率が高まりつつあります。つまりはフィリピン人のために、フィリピン人によって作られたサービスと言えます。これによって、グローバルテレコム社は新たな世界の架け橋となり、ユーザー同士のみでなく全世界を繋げることが出来ると考えています。
未来の革新
バルタオ氏は「フィリピンはモバイル通貨産業で更なるテクノロジーの進歩を遂げつつあります。これを見ていると、我々も顧客のために素晴らしい世界を切り拓くべく、新商品開発やサービス革新に努め続けなければならないと感じます」と締めた。
パオロ・バルタオ氏について
パオロ・バルタオ氏はグローブテレコムの全額出資子会社であるGエクスチェンジ社(GXI)の社長です。GXIはGキャッシュと呼ばれる非クレジットカード・非現金モバイル商業サービスを開拓しました。2004年10月、フィリピンでビジネスを始めたGキャッシュは現在、100万人以上のユーザーを保有しています。
社長になる前、パオロ氏は国際決済及び金融業務開発・財政及び政府サービス ・海外勤労者及び資金決済の部署でチーフを勤めるなど、GXIの様々な職務を成し遂げてきました。彼は商品戦略提案・商品構成経営・ビジネス戦略創案と実行・国内外パートナー発掘などに努めました。
GXIの前には、製薬・金融決済・通信産業などで13年間商品経営とビジネス開発に携わりました。
グローブテレコムについて
グローブテレコムはフィリピンの最新総合テレコミュニケーションサービスであり、モバイル・有線・ブロードバンド・データコネクション・インターネットとマネージサービスなどを含む全般的な商品とサービスを網羅し、コンシューマーとビジネスのニーズに応えています。クローブテレコムの主体は全国・各地域の産業リーダーとして認められているアヤラコーポレーション(Ayala Corporation)とシングテル(SingTel)社です。より詳しくはwww.globe.com.phでどうぞ。ツイッターはhttp://twitter.com/talk2Globe・フェースブックはhttp://facebook.com/GlobePHです。