サニーサイドアップ 代表取締役社長次原悦子氏 インタビュー
株式会社サニーサイドアップ(東京渋谷区)は、2016年「Stevie® Awards」(スティービーアワード)、第13回「Stevie® Awards for Women In Business 」(女性ビジネス賞)の「Women-Run Workplace of the Year – More than 10 employees」(女性が経営する企業)部門において金賞(ゴールド)を受賞。また同社創立者の代表取締役社長次原悦子氏は個人部門の「Female Executive of the Year in Asia, Australia or New Zealand」においても、銀賞(シルバー)を受賞しました。
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サニーサイドアップについて教えてください。
弊社は、PR事業の他、スポーツマーケティング、キャスティング、デジタルマーケティング、事業開発、メディアリレーション、プロモーションなど、幅広いサービスを提供しているPRエンタープライズです。最近ではグローバル展開にも力を入れており、海外の企業や、サービス・ブランドの日本進出をお手伝いするケースが増えております。
会社の理念を教えてください。
“Let’s have fun”「たのしいさわぎをおこしたい」が会社のモットー。常に進化しながら、様々なトレンドを創り、世の中に“たのしいさわぎ”をおこし続けています。
今回受賞したカテゴリーではどこが評価されたと思いますか?
日本は今でも保守的なビジネス文化で、特に女性にとってはチャレンジングな環境です。日本で上場している3000を超える企業において、女性トップの企業はわずか1%以下。もしかすると創立者は私以外にいないかもしれません。日本政府は2020年までに女性管理職を増やす目標を掲げています。今回の受賞が、日本の将来を支えていく女性リーダーの皆さんの希望やインスピレーションとなれたら幸いです。
Stevies®に応募しようと思ったきっかけは何ですか?
海外のパートナー会社やクライアントが受賞していて、弊社も興味を持った次第です。
受賞した感想は?
会社全体、チーム全体の努力の賜物だと思っています。弊社は、平均年齢35歳以下、社員の半数以上が女性ですので、今回の受賞が社員の更なるモチベーションにつながると嬉しいです。
今回の受賞で何かビジネスに影響はありましたか?
「目玉焼き」というちょっと変わった社名が、国内のみならず海外でも知られたら嬉しいです。新しいチームメンバーも増えてくれるといいですね。
昨今の業界のどのような変化に興味がありますか?
30年以上PRに携わっていますが、メディアの多様化でPR業界もだいぶ変わってきました。以前はマスメディアというとテレビ、新聞、雑誌、ラジオしかなく、人間関係を確立することで露出につなげていけるような環境でした。しかしながら、近年はインターネットやソーシャルメディアの普及により、情報やニュースの広がり方だけでなく、メディア(発信元)さえも変わってきました。そのような環境の中で、今ではお金をかけなくても新しいアイデアやオリジナリティでニュースを発信できるようになってきました。これからもサニーサイドアップならではのトレンドや“騒ぎ”を作っていきたいと思っています。
読者のインスピレーションになるようなストーリーはありますか?
私はサニーサイドアップを17歳で起業し、2008年に上場させ、今年で32年目を迎えました。日本では30年以上続く企業は1%にも満たないといわれていますが、これからもモチベーションの高い、若い起業家が世の中にどんどん出てくることを願っています。