オーストラリアのシドニーにあるザ・スペースシップ (The Spaceship)は2016年のスティービー・アジア・パシフィック賞で有名人または公人活用の革新賞とビデオ活用革新賞のコーポレート・コミュニケーション&IR/PR部門で2つ、ブランドエンターテイメント革新賞、スポンサーシップ革新賞、今年最高の革新マーケティングまたは広告専門家としてのマーケティング部門で3つ、合計5つのゴールドを受賞しました。
2017年スティービー・アジア・パシフィック賞は10月にエントリーが開始されます。エントリーキットはこちらからお申し込みください。
2016年最高の革新マーケティングまたは広告専門家を受賞したザ・スペースシップの創立者でクリエイティブ・ディレクターのクマール・マニックス(Kumar Manix)氏と共に会社、経営哲学、多くのゴールド受賞が本人とチームに与えた影響について話しました。
ザ・スペースシップのクマール氏と彼のチームは創造性と起業家能力を兼ね備えた商業を融合して専門化し、各プロジェクトに深い戦略的思考レベルとブルーチップバンドと働いた長年の経験によって研磨された産業的な知識をもたらします。
ザ・スペースシップチームは有能かつ意欲的で、キャンペーンではユーモアセンスだけでなく積極的で冒険的な精神でアプローチします。しかしクライアントのために明白な結果を達成することに対して手を抜くことはありません。
クマール氏はスティービー・アジア・パシフィック賞の受賞がチームとクライアントに与えた影響は大きいと話しました。「私たちは仕事に対して誇りを持っています。スティービー賞での成功を祝いながら、お互いの心が近くなったことを感じました。また、クライアントとも勝利を分かち合うことでクライアント自身も輝くことができました。」
顧客をファンに変える
ザ・スペースシップのチームとクマール氏の目標は顧客をファンに、コンテンツをアイデアに、アイデアを経験に変える革新的でインスピレーションを与える方法を見つけることです。
その代表的な例がゴールドを受賞したライズ・オブ・ザ・トゥームレイダー(Rise of The Tomb Raider)のアジアでの発売です。
トゥームレイダーは美しく勇敢な主人公ララ・クロフトが厳しい環境を乗り越えながら即席の武器や道具を使って敵と戦うアクションアドベンチャーゲームです。エックスボックス(Xbox)でライズ・オブ・ザ・トゥームレイダーを独占的に発売することは自然と世界的な関心を引くイベントとなり、エックスボックスはゲーム経験の増加を追求し、アジア地域のファンのためにララ・クロフトが実際に現れるようにしました。
ザ・スペースシップのチームは包括的なファン中心のキャンペーンとして発展させ、巧妙なスタント中心のアイデアを実行しました。命知らずのスタントを始めとして、主要なビデオプラットフォームでゲーマーのためのコミュニティであるTwitchを利用してインタラクティブコンテストを行っています。
インパクトの強いスタント
有名なララ・クロフトのコスプレイヤー、ジェン・クロフト(Jenn Croft)は最新のトゥームレイダーの衣装とアクセサリーを着用してマカオタワーにある世界で一番高いバンジージャンプに挑戦しました。
埋め込まれた景品
ファンはツイッターのハッシュタグを利用してライズ・オブ・ザ・トゥームレイダーの8つの氷像に隠された景品を明らかにする#HackTheIceイベントに参加することができました。
ソーシャル&デジタル
命知らずのスタント、ファンが参加するコンテスト、今まで見たことのないライズ・オブ・ザ・トゥームレイダーの映像、ファンミーティング、質疑応答セッションなどすべてのイベントはアジアでのゲーム発売では初めてツイッターで生放送されました。
#HackTheIceハッシュタグに関する質問をツイートして参加したファンはジェン・クロフトによって砕かれ、参加したファンのために景品が明らかにされた氷像に投票しました。一連のイベントはアジア全域のエックスボックスとマイクロソフトのソーシャルメディアチャネルによって広く伝えられました。#HackTheIceキャンペーンのメディアリリースはアジア全域のメディアに配布され、マイクロソフトアジアニュースセンターに掲載されました。
優れた成果
ライズ・オブ・ザ・トゥームレイダーでのララ・クロフトの個人的な冒険と緊密につながるように、#HackTheIceのキャンペーンは大きなアイデアを大胆に実行していく様子を見せ、既存の枠を越える行動は優れた成果をもたらしました。
- このキャンペーンはエックスボックスでトゥームレイダーシリーズの中で最高のデジタル販売を記録しました。
- キャンペーンのためにつくられたビデオゲームコンテンツは100万回以上視聴されました。
- インタラクティブライブストリームでは2時間で約600の質問がツイートされ、イベントはソーシャルメディアによって世界の60万人のファンに届けられました。
- メディア・アウトリーチは地域内の複数の市場で66のストーリーを紹介しました。
クレイジーなアイデアを生活に取り入れる
ザ・スペースシップが驚くほど野性的でクレイジーなアイデアをどのように継続して考え出すことができるのかクマール氏に質問しました。「私たちは挑戦によって成長し、クレイジーなアイデアを生活に取り入れて混乱を楽しむ信じられないチームを持ったことが幸運だったと思っています。驚くような経験を実行するための熱意があります。新しくて大胆なアイデアを作り出せるようにクライアントが後押ししてくれることを望んでいます。他のベストプラクティスを真似しようとは思いません。それを作りたいのです。」
デジタルとソーシャルメディアブランドの明るい未来
クマール氏はスティービー・アジア・パシフィック賞が会社の認知度向上に役立っていると付け加えました。「スティービー・アジア・パシフィック賞によって『革新的なビジネス』として認められたことが、新規事業開発への道を開くために役立っています。また、伝統的なイベントエージェンシーモデルを越えるためにもプラスになっています。私たちはアジア全域のブランドのために壮大なローンチと経験をつくることに取り組んでいるのです。」
クマール氏はこれからの明るい未来を見つめています。「私たちは瞬間を越えて成功し、ひとつのイベントの聴衆から拡散して共有することができる経験をつくるために挑戦していくことが好きなのです。私たちは顧客をファンに変えることを目指しています。」
クマール・マニックス氏について
クマール氏はマイクロソフト、フォックステレビ、サムスン、インテル、コカ・コーラ、Adobeなどのクライアントのために広く注目を集めるキャンペーンをリードしてきました。数百万ドルの価値があるニュース記事を作成して壮大なレベルのファンの参加を促し、驚異的な成功を達成しました。
マーケターとして担当したキャンペーンでオプラ、BBC、ディズニー、マーベルなど世界で最も偉大なストーリーテラーたちと協力してきました。また、クマール氏は10万フィート(30.48km)上空に宇宙船を浮かべたり、ララ・クロフトと高層ビルから飛び降りたり、ザ・スティグとレーシングカーに乗って時速280 kmで走行するなどエンゲージメントを促進するために革新的な映像を使用し、スリルあふれるアドベンチャーによってファンを引きつけました。
クマール氏の活動拠点は主に中国とシンガポールですが、韓国、台湾、香港などアジア市場でも幅広く活躍してきました。アジア地域の顧客の特性と要求を深く理解することで海外のビデオゲームコンソールが10年間禁止された後、2014年に中国でエックスボックスのビデオゲームコンソールローンチに取り組むなど、偉大な結果を残すことになりました。
仕事以外では幸せな結婚生活を送っており、2人の子供(キラン、リア)の父親でもあります。オーストラリア人が「スポーツの悲劇」と呼ぶスポーツ中毒者で、世界の屋台グルメが大好きです。また、誰もがうらやむようなスニーカーのコレクションを所有しています。
ザ・スペースシップについて
ザ・スペースシップはシドニーを基盤に世界で活躍するブランド活性化エージェンシーです。より詳しい内容はhttp://thespaceship.com.au/でご覧ください。