市場に新しいアイデアをもたらすことは、革新の過程で最も難しい課題の一つであり、製品やサービスのための新しいアイデアの場合は特に難しいといえます。ローンチの失敗は生産能力の不足から製品の需要創出ができないことに起因しています。そこでgemakerの出番となります。
gemakerは新しいアイデアを製品化する過程で生じる開始時と成長過程のギャップを埋めるために、研究と産業の連携、商品化のためのサービス提供によってオーストラリアの発案者のアイデアが世界市場に連結されるように支援しています。また、2017年のスティービー・アジア・パシフィック賞でビジネス製品&サービス産業における革新的マネジメント、ビジネス製品&サービス産業における優秀イノベーション、B2Bにおけるイノベーションの3つの分野でシルバーを受賞しました。
すべての人に利益をもたらす
オーストラリアの研究と革新は、革新者が適切な科学技術専門家とつながることができれば、現実世界に肯定的な影響を与える可能性を持っています。gemakerの共同創業者兼社長のナタリー・チャップマン(Natalie Chapman)氏は、15年以上、革新的なアイデアと技術を繁栄するビジネスに変えてきた経歴を持つ、商品化とマーケティングの専門家です。チャップマン氏は事業開発におけるオーストラリアの役割について次のようにコメントしています。
「オーストラリアは技術移転において、より専門的な方向に進んでいます。greaterが育成しようとしているものの一つに、研究・産業連携システム内で生じる態度やアプローチの変化があります。」
研究者が技術と資源を積極的に活用して産業界と連携して共に革新を推進することで、様々な社会的、環境的問題を解決し、経済を復興させ、最終的にすべてのオーストラリア人に利益をもたらすことができると述べています。
彼らはどのように働くのか
greaterの成功は、仕事の仕方やそれがなぜ効果的なのかを明確にしています。同社の研究と技術を商品化するコンサルティング会社が少人数の中心的な社員で構成されていて、そこに20人程度の契約社員で構成された柔軟な補助チームがあります。このチームは仕事をした時間ではなく、成し遂げた成果によって成功が評価された場合に忍耐、情熱、チームワークの大切さを理解します。
「gemakerはプロジェクトをベースに、持続的かつ柔軟、進歩的な雇用モデルの構築に成功しました。それは、給料を時給で支払うのではなく、成し遂げた仕事に対して支払うことを意味します。」
この雇用モデルは融通性のない仕事ではなく、役立てることができるキャリアで価値のある貢献をしたいと思っている知的でレベルが高く経験豊富な人々が、技術と専門知識を発揮する機会をもたらしました。
世界が注目している
大学と商事会社の研究機関の間で見解の相違や文化の違いが生じることがあります。その研究-産業の差を埋めることは双方にとって勝利であり、一般的に社会にも利益を与えます。これらを実行するための方法の一つとして、gemakerが世界的に展開していることを広報するために役立つよう、国際的に注目を集めるのです。チャップリン氏は「研究者のための産業連携トレーニング」として受賞したB2Bにおけるイノベーションを特に誇りに思っています。
「この賞は研究者が商事会社との長期的かつ生産的で収益性の高いパートナシップを構築するための効果的な戦略を開発するために当社が行っている仕事の重要性と質を評価しています。」
それが企業における最高の商品化の結果、研究機関からの離脱、製品やサービスの販売拡大、ライセンス契約、企業の売上目標達成を支援してもしなくても、gemakerは企業が成長し、新しい成長の頂点に達するために新しい市場で発展するよう支援しています。