PartspARTs IMSEONOCのCEO兼デザイナーであるイム・ソンオクは、2014年ソチ冬季オリンピックの韓国文化芸術公演チームの衣装監督として、2014年アジアパシフィックスティービーアワードで大賞を受賞しました。また韓国で1月22日に開催された企業のストーリーテリングに関するスティービーアワードセミナーでは、プレゼンターとして参加しました。(2015年アジアパシフィックスティービーアワード最終エントリーの締め切りは3月11日です。詳しい内容はこちらでご確認ください。)
イム・ソンオク代表に、2014年スティービーアワードで大賞をを受賞したことが会社にとってどのような意味があるのかということと、2015年の会社の方向性について質問しました。「非常に光栄で嬉しいことです。create 0% wasteという革新的なコンセプトを母胎として生まれたPartspARTsというブランドが、広く認められるブランドに成長した証でしょう。成功したブランディングのモデルになったという点に大きな意味を与えたいと思います。」
創造的なチーム
イム代表によれば、スティービーアワードの大賞を受賞したことが会社に付加的な効果をもたらしたといいます。「PartspARTsはブランド名でもありますが、デザイナーたちの共同創作空間でありショールームでもあります。デザインを研究する人を集めて新しいスタイルやデザインを高めていくなど、顧客と交流するファッション集団としてファッション業界の未来を準備しようと思っています。創造的なチームの貢献なくしては不可能なことでしょう。スティービーアワードの受賞は持続的にファッションの実験をしていかなければならない私たちのチームに成功に対する確信を与えてくれたし、成長・発展の原動力になりました。」
海外展開
イム代表はアジア太平洋地域がPartspARTsの海外ビジネス領域においても非常に重要だといいます。「アジアパシフィックスティービーアワードの受賞はこの地域での認知度を上げ、それはビジネス成果にも直結されると思います。アジア太平洋地域の企業とパートナーシップを維持し、事業を拡大しています。2015年には既存の海外事業領域であるアメリカ、ヨーロッパ、中国、日本だけでなく、東アジア地域でのビジネス領域をさらに拡大していく計画です。」
コアコンピタンス
イム代表は自信をもって未来を楽観しました。「私たちは様々なジャンルのアートと連携するコラボレーション作業をさらに展開していこうと思っています。これはPartspARTsブランドの核心力量のひとつです。すでに2015年最初のコラボレーション作業として国立現代美術館(MMCA)への展示を始めました。
イム代表に事業展開の内容と共に、仕事をする上で最もインスピレーションを受けることは何なのか質問しました。「様々な芸術分野とのコラボレーションはインスピレーションの源です。コラボレーションを通じて文化芸術の主体となる消費者がPartspARTsのデザインに直接触れて感じることができます。そこからフィードバックしてくるものは再び私たちの作業にインスピレーションを与えます。このようなコミュニケーションや交流、相互作用はいつも楽しく刺激的なことです。」
イム・ソンオク代表について
1996年ファッションデザインスタジオをオープンしてから現在まで、ソウル及び海外のコレクションを率いてきたクリエイティブディレクターであるイム・ソンオクは、2011年「Create 0% Waste」という革新的なブランドコンセプトを追求するPartspARTsとしてリブランディングした。モダンで快適な服をつくってきた彼女は、新しいブランドであるPartspARTsを通じて最もベーシックな最高のクリエイティブを提供しようとしている。イム・ソンオクはファッションフィールドだけでなく、2014年のソチ冬季オリンピック韓国文化芸術公演の衣装監督、2013年現代自動車が後援するアートプロジェクト「Dream Society展」の文化駅ソウル284への展示、サムスン美術館LEEUMとのコラボレーションなどブランドネームであるPartspARTsのARTを基本としてexhibitionとmovie、dance、contemporary Artなど様々な芸術分野とのコラボレーション作業を行っている。
PartspARTs IMSEONOCについて
PartspARTs IMSEONOCは服に対する概念を新たに確立し、デザイン方式からパターン、生産方式に至るまで独創的なプロセスを開発、ひとつの素材を使用して素材の無駄と生産過程を最小限にする0% Wasteというデザイン哲学を追求している。PartspARTsは分割、区分の概念であるパート(part)に部分の総和という意味でsが付き、ファッションデザインの領域を越えて様々なジャンルの芸術と連携して「ART」を意味のあるファッションとしてつくりあげようとしている。様々なバリエーションが可能なモジュールやフレームを利用して最高のベーシックを構築し、日常的なベーシックを最高の創造物としてつくりあげ、0% wasteを追求する持続可能なブランドのモデルである。